平成5年、ふじみ野駅が開業し、2市1町の合併が不成立になったのち、平成17年10月1日に上福岡市と大井町が合併しふじみ野市が誕生しました。当時、上福岡医師会(福医会)の会長は大熊先生、会員数は53名。大井医師会(大医会)は板倉先生が会長で30名の会員数でした。合併を踏まえ、ふじみ野市医師会としての活動が始まりました。
初代ふじみ野市医師会会長に大熊先生が就任され、2年ごとに大医会と福医会との交代で会長を務めることになりました。お二人は同い年であり同級生でもありました。そのため当初2つの医師会の合併を考え、まずは春と冬の納涼会と忘年会をかねて年2回の会合を持つことから始めました。当面の活動は、行政との交渉や、学校医、ワクチンなどの交渉に共同であたりました。
しかし長年活動してきた2つの医師会はややその性格が異なり、ゴルフ会の開催は、年1回は共同で開催しましたが、その他のゴルフ会、旅行などは個々で行うこととなり、毎月の定例会もいまのところは別々に開催しています。
その後、大医会会長は平成20年から関谷先生に、福医会会長は平成24年から私 井上が引き継ぎました。平成26年には医師会としては初めてふじみ野市の防災訓練へ参加しました。その後毎年、医師会としてはトリアージ、模擬治療、医療教育などに力を入れて参加しております。平成29年には9都市合同防災訓練がふじみ野市で行われました。ふじみ野市医師会から多数の医師と看護師が参加し、現在のイオンタウンふじみ野の土地で盛大に施行されました。
平成28年から大医会は岸先生に、平成30年からは福医会は石川先生に会長をバトンタッチしております。令和に入り、新型コロナウイルス感染が流行し、ふじみ野市医師会としての活動も多忙を極めています。新型コロナウイルスワクチンの接種体制を行政と一緒に構築し、近隣の市町村では一番早くワクチン接種が進んでおります。これからも行政としっかりタッグを組み、市民の健康に寄与して参ります。
|
(文責 上福岡総合病院 院長 井上 達夫)
|
|
|